お笑いコンビ「次長課長」河本準一が壮絶な生い立ちと、俳優オダギリジョーとの〝関係〟について明かした。

 8日に公開された鬼越トマホークのユーチューブ動画に出演。河本の半生を振り返った。

 複雑な家庭環境で育ったことで知られる河本。「生まれてから8年までは裕福MAX。(父親が)一代で築き上げた会社があって。名古屋の。土曜日にはチキンバスケットみたいなやつを毎週食べに行けて。レストランでステーキとかコーンスープとか食べれているような」と振り返った。

 ところが、両親はその後ケンカ別れ。河本が8歳の時に離婚し、河本は母親に引き取られ、岡山に移り住んだという。

 新生活が始まると、そこへ〝2番目の父親〟が同級の連れ子とともに家に越してきた。こ��が地獄の始まりだった。

「その親父は朝は明るくハキハキとしているのに、夜になって酒飲んだら一変。悪魔みたいな人になって俺を頭から風呂場に突っ込んで、いわゆる折檻、DVの最強版。自分の息子も殴る、俺のことも殴る、(風呂に)浸ける。PTSDと一緒。何回も包丁持って追いかけ回された」

 さすがの母親も「このままでは殺される」と思い、河本が小学6年の時に父親不在の時を見計らって〝夜逃げ〟したという。

 河本はオダギリとのめぐり会いについても告白。夜逃げ前に通っていた小学校へ転校生としてやって来たのがオダギリだった。

 河本は当時を振り返り「めちゃくちゃイケメン。河本帝国、一瞬にして崩れた。全部がかっこいい。みんながキラキラして、他のクラスから何人見に来たことか。性格もむっちゃいい」

 2人は親交を深めたが、河本が母親と夜逃げしたことで音信不通に。奇跡の再会を果たしたのは芸能界に入ってからだった。

「品川庄司の品川がドラマに出るからと見ていたら、テロップに『オダギリジョー』って書いてあって。もしやと思って品川に聞いたら、向こう(オダギリ)が『もちろん応援ずっとしてました』と言ってますって」

 河本は「あまりにも背が高くなってて、しかもイケメン」とビックリ。対して「俺は一番変わってなかった」と笑いながら振り返っていた。