「和食」がユネスコ無形文化遺産に登録されて今年で10年。ますます注目が高まる和食に、「科学」と「歴史」などの視点で迫る特別展「和食」が10月28日[土]から東京・上野の国立科学博物館で開かれる。2020年に開催予定だったが、新型コロナウイルスの影響で延期となり、待望の開催となる。

 和食は日本の豊かな自然がもたらす海の幸、山の幸を生かして発展してきた。その多様な食材と発酵の技術や出汁(だし)について、科学的な視点で解説。インタラクティブな映像展示もある。

 また、和食の歴史をひもとき、その歴史の長さと変遷をたどる。卑弥呼や徳川家康の食卓を再現した模型も。和食とは何か、改めて考え、知識を豊富にしてくれる展覧会だ。

イベントピックアップ

特集

  • 味な世界、広く探求 特別展「和食~日本の自然、人々の知恵~」(2024/1/30)

    歴史、地理、科学など幅広い視点で私たちの食に迫る特別展「和食」を、東京・上野の国立科学博物館で開催しています。そもそも和食とは何か。今なぜ和食なのか。監修の佐藤洋一郎・ふじのくに地球環境史ミュージアム館長に聞きました。

  • NYの地下鉄、線・自由・熱 「キース・ヘリング展 アートをストリートへ」(2023/12/9)

     1980年、ニューヨークの地下鉄は、突如現れたチョークの落書きに沸き立った。作者は後に80年代ニューヨークのアートシーンを象徴する伝説的なアーティスト、キース・ヘリング。東京・六本木の「キース・ヘリング展 アートをストリートへ」では、幅6メートル超の大型作品を含む約150点で彼の半生を振り返る。