アップル、決済サービスを他社に開放 改善策でEUが調査終了

ブリュッセル=杉山正
[PR]

 米アップルの決済サービス「アップルペイ」が公正な競争を妨げているとして調査をしていた欧州連合(EU)の行政を担う欧州委員会は11日、アップルからの改善策を確認し、調査を終了した。改善策は10年間、法的拘束力を持つという。

 アップルは欧州委に対して、通信技術へのアクセスを他社に開放するなどして、iPhone(アイフォーン)で他社の決済サービスも使えるようにするとしている。

 アップルペイは店舗やオンラインで使える決済サービス。欧州委は2022年に他社のサービスに十分開放していないことを問題視し、アップルに通告書を送っていた。(ブリュッセル=杉山正)

有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。

※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません

この記事を書いた人
杉山正
ヨーロッパ総局長
専門・関心分野
国際政治、紛争、外交、民主主義