ニュースの要点きょうの3本

有料記事
  • 告発者死亡、知事は辞職否定
  • 手術なしで性別変更認める
  • 防衛費、1300億円余る
[PR]

告発者死亡、知事は辞職否定

兵庫県の斎藤元彦知事によるパワハラなどの疑惑を告発した元幹部の男性が死亡しました。死亡を受け、県職員労働組合は、知事に事実上の辞職要求をしました。知事は疑惑をこれまで否定しており、辞職を否定しました。

写真・図版
ここがPOINT

県議会も知事側に疑惑の目

県は「告発は核心部分が事実でない」として、5月に元幹部を停職処分にしました。しかし、県議会は「調査が不十分」として、告発内容を議会が改めて調査することを決定。7月19日には元幹部が証言する予定でした。

手術なしで性別変更認める

男性から女性への性別変更を求めたトランスジェンダーに対し、裁判所が手術なしでも変更を認める異例の決定をしました。「変更する性の性器に似た外観がある」ことが要件の一つで、これまでは原則手術が必要でした。

写真・図版
ここがPOINT

「ホルモンで女性的な体に」

申立人は性別適合手術を受けていませんが、「ホルモン投与で女性的な体になっている」として性別変更が認められました。裁判所は、性別変更に常に手術が必要ならば「過剰な制約で、違憲の疑いがある」としました。

防衛費、1300億円余る

2023年度の防衛予算6.8兆円のうち、1300億円が使い切れませんでした。過去2番目の規模で、契約額や人件費が予定を下回ったのが理由です。政府は「割合は例年と比べて高くはない」と説明しています。

写真・図版
ここがPOINT

「防衛増税」に影響も

政府は2027年度までの5年間の防衛費を1.5倍に増やす方針です。所得税などの増税でまかなう方針ですが、予算を使い切れていない実態が明らかに。増税を始める時期をめぐる議論に影響する可能性もあります。

有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。

※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません