おおしま国際手づくり絵本コン 富山・射水市で作品展、21日まで

佐藤美千代
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 富山県射水市絵本文化振興財団が主催する「おおしま国際手づくり絵本コンクール2024」(朝日新聞富山総局など後援)の入賞・入選作が決まり、同市大島絵本館で作品展が開かれている。学生から90代まで、各地の愛好家らが創意を凝らした48点が並ぶ。

 今年は「一般の部」「しかけの部」に国内外から計222点の応募があった。

 最優秀賞は、岩手県花巻市の小松原健さん(73)の「神様にであった―岩手の郷土芸能―」。早池峰(はやちね)神楽、鬼剣舞(おにけんばい)などの装束や動きを、明快なデザインと精巧な仕掛けで表現した。審査委員長の絵本作家、はたこうしろうさんは「あたかも祭りの場にいるような気持ちにさえなる素晴らしい出来栄え」と講評した。

 作品展は21日までで、16日は休館。問い合わせは同館(0766・52・6780)へ。コンクールの「ジュニアの部」(高校生以下)は9月上旬に作品を募集する。(佐藤美千代)

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