地元で惨敗、頭下げた萩生田氏 自民「2勝6敗」の東京都議補選

有料記事東京の政治

松田果穂 島崎周 太田原奈都乃
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 7日に投開票があった東京都議補選で、自民党が惨敗した。8選挙区に候補を擁立したが、結果は「2勝6敗」。もともと持っていた5議席を維持できなかった。派閥の裏金事件で党の処分を受けた安倍派元幹部の地元では、明暗が分かれた。

 党役職停止処分を受けた萩生田光一・前政調会長の地元・八王子市では、自民新顔の馬場貴大氏が諸派前職の滝田泰彦氏との一騎打ちに敗れた。

 「国政の影響を大きく与えてしまった」。馬場氏の落選が伝わった7日午後11時半過ぎ、萩生田氏は選挙事務所で支援者らに頭を下げた。

 6月28日にあった馬場氏の出陣式で、萩生田氏は「批判を恐れず先頭に立つ」と宣言。街頭演説で「私自身が逆風の原因をつくってしまった」と陳謝した。元市議の馬場氏は「自民党が良い時も悪い時も、変わらず市民と向き合って心を込めて政治をやってきた」などと支持を呼びかけたが、及ばなかった。

 落選が決まった7日深夜、報…

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