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　「柏崎市民のうち99%の方は避難不要です」。こう書かれた津波ハザードマップの全戸配布を、新潟県柏崎市が始めた。1月1日の能登半島地震では車で避難しようとした人々で渋滞が発生。そこで、想定される最大級の津波でも、浸水のおそれがあるのは100世帯にとどまることをPRすることにした。

　同市は2020年に全戸配布した「防災ガイドブック自然災害編」に、地震や水害に関する情報とともに津波ハザードマップを盛り込み、県が17年に発表した最大クラスの津波の想定に沿って浸水の可能性があるエリアを示していた。ところが、能登半島地震で津波警報が発令され、桜井雅浩市長が防災行政無線で避難を呼びかけると、このエリア以外の市民も高台に向かい、各地で渋滞が起きた。

　このため、市は避難が必要な…