親子留学で得た「財産」、親が学ぶ姿もプラスに 国内留学にもニーズ

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EduA編集部 川口敦子
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 子どもと親が一緒に留学する「親子留学」への関心が高まっています。子どもの留学に付き添い、親は現地でリモートワークをするというスタイルも。昨年の夏休みに親子で「留学」した2人に、体験を聞きました。(EduA編集部 川口敦子)

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 東京都内の会社経営の女性(43)は昨夏、小学2年だった娘と2人で、フィリピンのセブ島に4週間滞在した。5年前にも、自分の語学力アップのため「親子留学」を経験したが、今回の目的は娘に異文化を体験させること。自身はリモートで仕事を続けた。

 娘は当初、アルファベットも満足に言えなかったが、最後は英語で簡単なスピーチができるまでになった。シャイな性格の娘が、臆せず堂々と話す姿も新鮮だったという。虫がたくさんいる、授業が難しい……と、滞在中や帰国直後は「不満たらたらだった」が、1年経った今も、ふと「道ばたで寝てる子どもがいたよね」「日本と違うところがいろいろあったよね」と話すことがある。

渡航して得た「一番の財産」

 日本との時差は1時間。女性は滞在中、オンライン会議などで問題なく仕事ができたという。天候により通信状況が不安定になることが、唯一の難点だった。

 娘を通わせた語学学校で一緒…

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