中学時代のいじめを後悔 謝るべきか悩む女性に清田隆之さんは問う

有料記事悩みのるつぼ

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悩みのるつぼ 相談者(30代女性)

 後悔していることがあります。中学生の時、友人にいじめをしたことです。無視や仲間はずれなど、れっきとしたいじめ行為をしました。

 私自身、幼少期から同じようなことをされたりしてきました。ですが一番大きな心の傷は、友人を傷つけてしまったことなのです。正直、当時は罪の意識はなく、いじめが社会問題化する中で、どんどん自分がしたことの卑劣さを自覚するようになりました。

 友人とは中学卒業以来一度も会っておらず、所在も分かりません。人づてに「良いところに就職した」と聞いたことがあり、私が友人の人生を終わらせたりはしていないようで、ほっとしました。

 友人に謝りたいのはもちろんですが一方で、自分が友人の人生に関わってはいけないとも思います。「幸せでいてほしい」「自分のことなど忘却してほしい」と願う日々であり、同時に「自分は最低な人間だ」「幸せになる資格はない」と卑下する毎日です。

 何をするにも大きな後悔にさいなまれ、生きる意欲が枯渇しつつあります。でもやっぱり幸せに、前向きに生きていきたいと願ってしまう。私に何か言葉をください。

■回答者 文筆業・清田隆之…

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