大盛況だった世界パラ陸上 サウジアラビア選手の嘆きから見えた課題

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辻隆徳
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 「こんな手拍子と歓声は今までに経験なかったです」

 5月25日、パラ陸上世界選手権(神戸市)の最終日。男子やり投げ(低身長F41)の山手勇一は高揚していた。

 最終6投目で、この日2度目となる自己ベストの更新。初めての世界選手権で8位入賞を果たした。

 「元々、僕は手拍子を求めない。だけど、自然発生しましたよね。間違いなく勢いになりました」

 東アジアで初開催となった大…

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