朝から国技館で茶わん酒 でも酒を勧めた大御所はどこかへ……

有料記事角界余話

抜井規泰
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 「なんだ、おまえ。俺の酒が飲めないのか」

 漫画やドラマではよくある言葉だが、実生活で言われた人は少ないだろう。これを言われたら、こう返すしかない。「じゃあ、ちょっとだけ」

 どこの家にもあったでしょ。白い水玉模様が染め抜かれた紺色の丸っこい茶わん。それを受け取ると、元サンスポの名物記者・鷲尾浩佑さんは日本酒を注いできました。一升瓶の上の方を握って、どどどっと。「おっとっと」

 ふちまで注がれた日本酒。口…

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この記事を書いた人
抜井規泰
さいたま総局
専門・関心分野
大相撲、江戸文化、東京防災、荒川防災、東京大空襲、魚河岸