トランプ氏の口止め料事件、15日に初公判 「私は証言する」と明言

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ワシントン=高野遼
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 トランプ前米大統領による元不倫相手への「口止め料」をめぐる事件は15日、ニューヨーク州の裁判所で初公判を迎える。大統領経験者が初めて法廷で罪に問われる歴史的な裁判が始まる。トランプ氏は12日、公判に向けて「私は証言する。絶対にだ」と述べ、法廷で自ら「潔白」の主張をするという意向を示した。

 トランプ氏は2016年の大統領選期間中、かつて不倫関係にあったとされる元ポルノ女優に13万ドルの「口止め料」を支払い、これを隠すために業務記録に虚偽の記載をしたとして、23年3月に起訴された。順調に進めば2~3カ月で評決が出るとみられ、11月の大統領選への影響も焦点となる。

 トランプ氏は12日、自宅のあるフロリダ州で記者会見を開き「すべてはペテンだ。犯罪ですらない」と捜査機関を批判。「私ができるのは真実を話すことだけだ」と述べた。米国の刑事裁判では被告人が証言する義務はなく、弁護団は証言のリスクを避けるとの見方もある。だがトランプ氏は、自ら証言に立つと明言した。

■トランプ氏側の遅延行為、次…

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高野遼
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