「子どもへの性暴力を生まないために」 ジャニーズ被害者がイベント

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島崎周
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 旧ジャニーズ事務所(SMILE―UP.)の創業者、故ジャニー喜多川氏からの性被害を告白した当事者5人が、子どもの性被害をなくそうと、本格的に活動を始めている。メンバーの中村一也さん(36)は、「子どもへの性暴力は芸能界だけで起きている問題ではない。地道な活動を続け、子どもたちの性被害を生まない社会にしていきたい」と話す。

 昨年12月に立ち上げたのは、「1 is 2 many 子どもへの性暴力を根絶する Action Plan(通称ワニズアクション)」。「1 is 2 many」は「被害者はたった1人でさえも多すぎる」を意味する。一方で「1人では実現できなくても、ともに声をあげることで社会を変えられる」という思いもこめられている。

 大学での講演などをしてきたが、6日に東京都新宿区でキックオフイベントを開いた。

 イベントには、子どもの性被害や加害者臨床、性教育などに詳しい専門家4人も登壇。性教育などについて、意見を交わし、約100人が参加した。

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 性犯罪などの被害者を支援し…

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この記事を書いた人
島崎周
東京社会部
専門・関心分野
性暴力、性教育、被害と加害、宗教、人権、文化
ジャニー喜多川氏の性加害問題

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