トランプ氏「口止め料」公判、4月以降に延期 元不倫相手めぐる事件
ニューヨーク=中井大助
トランプ前米大統領による、元不倫相手への「口止め料」支払いをめぐる事件で、ニューヨーク(NY)州の裁判所は15日、3月25日から始まる予定だった公判を延期すると決めた。新たな関連資料が明らかになったためという。公判が始まるのは、早くて4月中旬以降になる見通しだ。
この事件はNY州のマンハッタン地区検察官が捜査し、トランプ氏はNY州法に違反したとして起訴された。25日から公判が始まる予定だったが、地区検察官は14日、「3月に入ってから、NYの連邦検察官事務所から新たな関連記録が提供された」と裁判所に報告。弁護側も記録を検討する必要があるため、「30日間の延期に同意する」としていた。米国では連邦検察と州検察が分かれており、それぞれ独自に捜査することができる。
トランプ氏側が主張する、検察側の「違反」とは
一方、トランプ氏側は検察側…
この記事を書いた人
- 中井大助
- ニューヨーク支局長
- 専門・関心分野
- アメリカの社会、政治、文化
アメリカ大統領選挙2024
最新ニュースはこちらから[もっと見る]