好天に恵まれ「日本一早い」山開き 諸塚山で400人が山歩き楽しむ

森田博志
【動画】山開きのあった諸塚山の山頂から手を振る登山者たち=加久雅之撮影
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 山歩きシーズンの幕開けを告げる「諸塚山山開き」(宮崎県諸塚村、同村観光協会主催、朝日新聞社など共催)が10日あり、約400人が諸塚山(1342メートル)の山頂めざし、早春のハイキングを楽しんだ。

 今年で39回目を迎えた山開きは、関係者が「これまでの中でも指折りの好天」と話す穏やかな晴れ間に恵まれた。午前9時半から登山口近くの飯干緑地広場で開山イベントがあり、今シーズンの登山者の安全を祈願。諸塚中3年生の綾こはるさんと上原南凪さんが「山を愛することで心身の鍛錬に励み、山のおきてを守ります」などの山の誓いを読み上げた。別々の高校に進む2人は卒業式を前に一緒に登山、「上りが急で滑ったが、楽しかった」と良い思い出にしていた。

 「日本一早い」とうたう山開きを楽しみにする登山愛好家も多い。三股町から母と参加した長田小2年生の鳥井夢久さんは「霜柱をたくさん踏めた」と笑顔で話し、大人とかわらぬ健脚ぶりをみせていた。(森田博志)

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