大統領おいケネディ氏、民主→無所属出馬に トランプ氏らへの影響は

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ワシントン=合田禄
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 2024年の米大統領選民主党の指名候補を目指していた故ケネディ元大統領のおい、ロバート・ケネディ・ジュニア氏(69)が9日、無所属で出馬する方針を表明した。無所属候補として勝つ見込みは乏しいが、民主、共和両党の支持者から一定の票を集めることが予想され、大統領選の結果に影響を与える可能性がある。現時点では、いずれの党に有利に働くかは見通しにくい情勢だ。

 ケネディ氏は環境保護問題に取り組む弁護士で、近年はワクチンに否定的な発言をして注目を集めてきた。故ロバート・ケネディ司法長官の次男でもある。

 9日の演説でケネディ氏は、「政府を支配しているウォール街金融界)、巨大IT、製薬会社やそのロビイストから独立する」と主張した。

 民主党でバイデン大統領、共和党トランプ前大統領が大統領選の有力候補となっていることについて、「米国人の4分の3はバイデン氏は年寄り過ぎると思っている。トランプ氏は複数の民事、刑事訴訟を抱えている。どちらも好感度はマイナスの方が多い」と批判した。

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この記事を書いた人
合田禄
アメリカ総局|科学・米国政治担当
専門・関心分野
科学、医療、気候変動、宇宙開発
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