会見欠席したジュリー氏の手紙 「メリーさんはライオンといわれた」

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 故ジャニー喜多川氏の性加害問題を巡り、ジャニーズ事務所は2日、東京都内で記者会見を開き、新会社を設立することなどを明らかにした。ジャニーズアイランド社長の井ノ原快彦社長が、会見を欠席した藤島ジュリー景子前社長の手紙を代読。藤島氏はその中で「おじジャニー、母メリー(喜多川)がつくったものを閉じていくことが加害者家族としてできる償い」と述べた。

 藤島氏の手紙によると、ジャニーズ事務所は、ジャニー氏だけでなく姉の故メリー喜多川氏も権力を握っていた。ジャニー氏がメリー氏からお小遣いをもらうという形だったといい、経営はすべてメリー氏が決めていた、という。

 メリー氏は、娘である藤島氏が従順な時は優しかったが、違う意見を言うと「怒り狂ったように怒り、たたきつぶすようなことを平気でする人だった」。藤島氏は20代から過呼吸を起こして倒れることもあり、「パニック障害」と診断された。心療内科医には「メリーさんはライオンで、あなたはシマウマだから、パニック障害を起こさないようにするには、この状態から逃げるしかない」と言われたこともあったという。

 会見を欠席した理由については「卑劣と言われることは重々承知しているが、皆様の前で話したいことを過呼吸にならず話せる自信がなかった」とした。

 メリー氏の「命令」で事務所…

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