大統領選出馬は認められない? 新たな法論争、トランプ氏「策略だ」

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ワシントン=高野遼
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 トランプ前大統領には、大統領選に挑む資格がないのではないか――。米国で憲法上の規定をめぐり、そんな議論が話題を呼んでいる。6日にはコロラド州で、トランプ氏の出馬は違憲だと訴える裁判が提起された。ただ、適用例が乏しい規定で専門家の見解も分かれており、今後、短期間で「出馬阻止」の現実的な動きにつなげるのは容易ではなさそうだ。

 トランプ氏は四つの刑事事件で起訴されているが、法律上、2024年11月の大統領選への立候補を妨げるものではないとされてきた。今回、新たに注目されているのが、合衆国憲法修正第14条3項の規定だ。憲法を支持する宣誓をした後に、合衆国に対する暴動や反乱に関与したり、合衆国の敵に援助や便宜を与えたりした者は、合衆国や州の官職に就くことができない。そう定められている。

 この規定を根拠に、コロラド…

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高野遼
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