トランプ氏の担当判事に「殺しに行く」と予告 陪審員の安全にも懸念

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ワシントン=高野遼
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 トランプ前米大統領が起訴された刑事事件を担当する裁判官に殺害予告をしたとして、テキサス州の女が逮捕され、11日に訴追されたことが分かった。トランプ氏によるSNSへの投稿で支持者らが扇動され、ほかの裁判関係者の安全が脅かされることも懸念されている。

 テキサス州の連邦地裁が開示した書面によると、アビゲイル・ジョー・シュリ容疑者(43)は8月5日、首都ワシントンの連邦地裁にあるチャトカン裁判官のオフィスに電話で、「もし2024年にトランプ氏が当選しなければ、我々はお前を殺しに行く」などと音声メッセージを残したとされる。

 電話の4日前には、20年大統領選の敗北を覆そうとしたとしてトランプ氏が起訴されており、チャトカン氏はこの事件の担当裁判官に指名されていた。

 シュリ容疑者は、自らが電話をしたことを認めている。父親は法廷で、シュリ容疑者がアルコール依存症であり、ニュースを見ては脅迫電話をかけ始めることがあると証言したという。

陪審員の住所や写真、ネット…

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高野遼
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