参院選への立候補表明と同時に「育休」 活動一時休止で得たものは

有料記事参院選2022共産

聞き手・三輪さち子
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 今回の参院選では、子育てをしながら、選挙戦に挑んだ女性たちがいた。その一人、神奈川選挙区から共産党公認で出た浅賀由香さん(42)は昨春、立候補を表明すると同時に、選挙に向けた活動を一時休止するという異例の宣言をした。

 表だった活動をしない「育休」を取り、「休み」が明けて街頭での活動を再開したのは公示3カ月前。議席を得られなかったものの、今までにない支援の声に背中を押されたという。子育てか選挙かと迫られない政治活動をめざした訴えは何を残したのか。選挙後、浅賀さんに聞いた。

 ――昨年4月、神奈川選挙区からは3度目となる立候補を表明すると同時に、その年の7月から「育休」に入ると宣言しました。10歳、7歳、0歳の3人の子育てをしながらの挑戦で、結果は次点で落選しましたが、振り返ってみてどうですか。

 「女性たちが奮い立った選挙…

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この記事を書いた人
三輪さち子
政治部|野党・国会担当キャップ
専門・関心分野
政治とジェンダー、国内政治、安全保障
Think Gender

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男女格差が主要先進国で最下位の日本。この社会で生きにくさを感じているのは、女性だけではありません。性別に関係なく平等に機会があり、だれもが「ありのままの自分」で生きられる社会をめざして。ジェンダー〈社会的・文化的に作られた性差〉について、一緒に考えませんか。[もっと見る]