認知症の視点をVRで疑似体験 藤沢で催し 神奈川
林知聡
今月21日は「世界アルツハイマーデー」。「認知症にやさしいまちづくり」に取り組む藤沢市で19日、高齢者との交流拠点を運営する事業者向けの研修会が開かれた。約20人が参加し、認知症当事者の視点を疑似体験するなどした。
研修会は市が開き、研修内容を朝日新聞社とエイベックス・エンタテインメント(東京)が提供した。
参加者は頭に専用の装置を着け、当事者の視点をバーチャルリアリティー(VR)で体験したり、昭和のヒット曲「お祭りマンボ」に合わせたダンスに挑戦したりした。市内の図書館に勤務する大磯町在住の道上久恵さん(52)は「当事者の視点を実感できた。尊厳を大事にした声がけができたら」と話した。(林知聡)