MacでiPhoneをWebカメラとして使用する
連係カメラを使って、iPhoneをMacのWebカメラまたはマイクとして使用したり、強力なiPhoneカメラと追加のビデオエフェクトを利用したりできます。ワイヤレスで接続したり、USBケーブルで有線接続したりできます。
はじめに
連係カメラ機能を使用する前に、以下の操作を行う必要があります:
MacにmacOS 13以降、iPhoneにiOS 16以降をインストールします。
注記: すべての連係カメラオプションを有効にするには、MacにmacOS 14が搭載されていて、iPhoneにiOS 17が搭載されている必要があります。
両方のデバイスでWi-FiとBluetooth®をオンにします。
デバイスがシステム要件を満たしていることを確認します。Appleのサポート記事「Apple製デバイスで連係を使うためのシステム条件」を参照してください。
iPhoneを取り付けます。iPhoneの取り付けについて詳しくは、Appleのサポート記事「連係カメラ: iPhoneをMacのWebカメラとして使う」を参照してください。
iPhoneをWebカメラまたはマイクとして使用する
Macで、カメラまたはマイクにアクセスできるFaceTimeやPhoto Boothなどのアプリを開きます。
アプリのメニューバーまたは設定で、iPhoneをカメラまたはマイクとして選択します。
iPhoneで連係アプリが開き、背面カメラからMacにオーディオまたはビデオのストリーミングが開始されます。
注記: カメラが内蔵されていないMacでiPhoneをマイクとして使用するには、iPhoneを横向きにして固定し、画面をオフにする必要があります。代わりに、iPhoneをUSBケーブルでMacに接続することもできます。
次のいずれかを実行します:
ビデオまたはオーディオを一時停止する: iPhoneで、「一時停止」をタップするか、上にスワイプしてロックを解除します。
ビデオまたはオーディオを再開��る: iPhoneで、「再開」をタップするか、サイドボタンまたは「スリープ/スリープ解除」ボタンを押してロックします。
WebカメラまたはマイクとしてのiPhoneの使用を停止する: Macで、アプリを終了します。
オプションとしてのiPhoneを削除する: iPhoneで、「接続解除」をタップして、接続解除を確定します。アプリのカメラとマイクのリストからiPhoneが削除され、「サウンド」設定のサウンド入力デバイスのリストからも削除されます。
再度iPhoneを追加するには、iPhoneをUSBケーブルでMacに接続します。
「連係カメラ」がオンになっているときにiPhoneの充電が必要になった場合は、最善の結果を得るためにUSBケーブルを使用してください。
自動的にiPhoneのカメラに切り替える
FaceTimeやPhoto Boothなどの一部のMacアプリで、iPhoneをカメラ入力として使用するように自動的に切り替えることができます。そのためには、iPhoneが以下の要件を満たす必要があります:
Macの近くにある
画面がオフになっている
横向きになっている
背面カメラまたはカメラが自分の方に向いていて、障害物がない
ポケットに入っていたり、机の上に平らに置かれていたりしない
固定されている
iPhoneを以前にMacのWebカメラとして使用したことがある場合は、ほかのMacアプリでも優先カメラとして記憶されている可能性があります。
iPhoneをデフォルトマイクにする
iPhoneをMacのデフォルトマイクにできます。
Macで、アップルメニュー >「システム設定」と選択し、サイドバーで「サウンド」 をクリックします。(下にスクロールする必要がある場合があります。)
サウンド入力デバイスのリストでiPhoneを選択します。
iPhoneで連係アプリが開き、オーディオの取り込みが開始されます。
デスクビューとビデオエフェクトをオンにする
iPhoneをMacのWebカメラとして使用するときに、メニューバーのビデオアイコン を使用してビデオ会議機能を使用できます。例えば、デスクビューでは机を上から見た映像が表示され、スタジオ照明では背景が暗くなって顔が照らされます。
デスクビューを使用するおよびビデオ会議機能を使用するを参照してください。
iPhoneがカメラまたはマイクオプションとして表示されない場合
iPhoneがアプリまたは「サウンド」設定のカメラまたはマイクリストに表示されない場合は、次のことを試してください。
MacにUSBケーブルで接続して再確認します。(すでにケーブルで接続されている場合は、外して再接続してください。)
以下を確認します:
iPhoneがiPhone XR以降である。
iPhoneにiOS 16以降が搭載されている。
MacにmacOS 13以降が搭載されている。
「設定」>「一般」>「AirPlayとHandoff」でiPhoneの「連係カメラ」がオンになっている。
MacがiPhoneに信頼できるコンピュータとして認識されている。Appleのサポート記事「iPhone、iPad、iPod touchで表示される「このコンピュータを信頼しますか?」という警告メッセージについて」を参照してください。
iPhoneおよびMacのWi-Fi、Bluetooth、2ファクタ認証がオンになっている。
iPhoneとMacに同じApple IDでサインインしている。(この機能は管理対象Apple IDでは使用できません。)
iPhoneとMacが互いに約9m以内の距離にある。
iPhoneがモバイル通信接続を共有しておらず、Macがインターネット接続を共有していない。
選択したビデオアプリが最新バージョンにアップデート済みである。
注記: お使いのMacにカメラが内蔵されていない場合に、iPhoneのカメラに自動的に切り替えるためのすべての条件をiPhoneが満たしていれば、iPhoneがカメラとして認識されます。iPhoneをUSBケーブルでMacに接続することもできます。
連係カメラを使って、書類をスキャンしたり近くのものの写真を撮影したりして、Mac上に瞬時に表示させることができます。カメラの連係機能で写真やスキャンを挿入するを参照してください。