和歌山・那智山で夜空照らすランタン 世界遺産登録から20年

菊地洋行
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 和歌山、奈良、三重の3県にまたがる「紀伊山地の霊場と参詣道(さんけいみち)」が世界遺産登録され、7日で20周年。神と仏、自然崇拝が融合した熊野信仰の中心地の一つ和歌山県那智勝浦町の那智山で6日夜、記念ツアーの参加者約100人によるランタンあげがあった。

 ツアーは、那智勝浦観光機構の主催。全国各地からの参加者は、ライトアップされた那智山青岸渡寺(せいがんとじ)の三重塔を見ながら、「世界平和」「家内安全」などの願いを込め、ヘリウムガス入りのLEDランタンを夜空にあげた。ランタンにはひもがついており、イベント後に回収された。

 奈良県生駒市から娘と来た赤司美香さん(42)は「熊野三山詣でのついでに来ました」と話した。この催しは、7日夜も行われる。(菊地洋行)

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