長崎平和宣言「被爆体験者」救済を呼びかけへ 市長が祈念式典で

有料記事核といのちを考える

小川崇
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 8月9日の長崎原爆の日の平和祈念式典で、長崎市の鈴木史朗市長が読み上げる平和宣言の最終素案に、国指定の「被爆地域」の外で原爆に遭い、被爆者健康手帳が交付されない「被爆体験者」の救済を国に訴える文言が盛り込まれた。最終素案は長崎市内で6日にあった平和宣言の第3回起草委員会で示された。市は今後、文言を調整し宣言文を完成させる。

 当日には、長崎を訪れる岸田文雄首相に被爆体験者が面会し直接救済を求める予定。鈴木市長も式典で国に問題の解決を呼びかける。

 平和宣言は例年、被爆体験者…

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この記事を書いた人
小川崇
長崎総局

戦争・平和

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