江戸の名人の人情・怪談噺、上方風に 繁昌亭で「円朝噺特集」

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井上秀樹
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 江戸の名人がつくった噺(はなし)を、上方の落語家が口演する「三遊亭円朝噺特集」が7月24日、大阪・天満天神繁昌亭である。

 幕末から明治にかけて円朝が創作した人情噺怪談噺は、落語のほか歌舞伎や演劇などでも演じられる。落語家が増えた現代の上方でも、円朝を含む江戸の噺を演じることが多くなった。

 桂文太は「文七元結」を大坂に置き換える。20年ほど前にやり始めたときは「文六豆腐」と改めた。上方でも演じ手が増え、原作通りに戻した。

 江戸っ子の長兵衛は、娘が身…

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井上秀樹
文化部

寄席演芸、舞台芸術、大衆芸能