宮沢ひなたに響いた「なでしこは終わらない」 マンUでの自覚と変化

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聞き手・照屋健
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 ドイツフランス、そしてイングランド。昨夏のサッカー女子ワールドカップ(W杯)で得点王に輝いた日本代表(なでしこジャパン)の宮沢ひなた(24)には、様々なクラブからオファーが舞い込んだ。それから1年。マンチェスター・ユナイテッド(マンU)への移籍を経て、パリ・オリンピック(五輪)に挑む思いを語った。

 ――パリ五輪のメンバー18人に選ばれました。

 「直近の欧州遠征でそこまで手応えがなかったので、大丈夫かな、という思いはありました。発表を1人でテレビで見るのも嫌だったので、お母さんの職場に行って。みんなから『おめでとう』と声をかけられて、よかったな、と改めて感じました」

 「(落選した)3年前の東京五輪のときとは違う感覚がありました。W杯で得点王をとって、ケガ明けでも『やってくれるだろう』という周囲の期待もあると思うので。なおさら、五輪の舞台に立ちたい、という思いはありました」

 ――5得点を挙げた昨夏のW杯では得点王に輝きましたが、準々決勝でスウェーデンに敗れました。

 「あの大会の自分の得点シー…

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この記事を書いた人
照屋健
スポーツ部

サッカー、五輪

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    中川文如
    (朝日新聞スポーツ部次長)
    2024年7月6日16時0分 投稿
    【視点】

    もう、あれから1年が経つのですね。昨夏のサッカー女子W杯で刻まれた宮沢ひなた選手のゴールの足跡を、振り返ってみます。 【1次リーグ】 ザンビア戦 2得点 コスタリカ戦 無得点 スペイン戦 2得点 【決勝トーナメント1回戦】 ノルウェー戦 

    …続きを読む