大豆イソフラボンの取りすぎ注意 サプリでは1日30ミリグラムまで

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大村美香
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 小林製薬紅麴(べにこうじ)サプリメントによる健康被害問題で健康食品が健康に与えるリスクが注目されています。

 健康食品の多くは、特定の成分の量を増やして効果をうたっているので、知らず知らずに過剰摂取しやすい面があります。普通の食品ではありえないような、毎日欠かさず長期間続けるとり方も一因です。

 すでに注意が呼びかけられている食品成分もあります。大豆イソフラボンです。食品安全委員会は、普通の食べ方なら問題ないけれど、健康食品として上乗せして摂取するなら注意が必要だとしています。

 大豆イソフラボンは、大豆に含まれる微量な成分です。豆腐、納豆、みそといった大豆食品にも含まれています。

 化学構造が女性ホルモンのエストロゲンと似ていて、骨粗鬆症(こつそしょうしょう)や乳がん前立腺がんなどの予防効果が期待される一方、臓器によってはがんの発症や再発などを高めるリスクの可能性も報告されています。有効にも有害にも働く可能性があるのです。

 そこで食品安全委員会は健康…

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この記事を書いた人
大村美香
くらし報道部|食と農、消費者庁

食と農