パレスチナ情勢 6月29日~7月7日(日本時間)にあったこと
イスラエル軍は6日、パレスチナ自治区ガザ中部ヌセイラトの国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)が運営する学校を空爆しました。学校は多くの住民の避難場所だったとみられ、ガザ保健省は、攻撃で16人が死亡し、50人以上が負傷したとしています。
イスラエル軍は「この学校はテロリストの隠れ家で、イスラエル軍の部隊を攻撃する作戦拠点となっていた」と主張しています。
米紙ニューヨーク・タイムズによると、米中央情報局(CIA)のバーンズ長官が近くカタールを訪れ、ガザの停戦と人質解放の交渉について関係国と協議するといいます。
■■■2024年7月7日(日本時間)の動き■■■
CIA長官が近くカタール、イスラエルへ
米紙ニューヨーク・タイムズは6日、米中央情報局(CIA)のバーンズ長官が近くカタールを訪れ、ガザの停戦と人質解放の交渉について関係国と協議すると報じた。イスラエルへの訪問も予定しており、ネタニヤフ政権に交渉成立への圧力をかけるという。
停滞している交渉では、イスラム組織ハマスが、戦闘停止の初期段階でイスラエルに恒久停戦を約束させるという要求を取り下げたと報じられており、話し合いを再開する機運が高まっている。
イスラエル軍がUNRWA運営の学校を空爆 16人死亡
イスラエル軍は6日、パレスチナ自治区ガザ中部ヌセイラトの国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)が運営する学校を空爆した。学校は多くの住民の避難場所になっていたとみられ、ガザ保健省は、この攻撃で16人が死亡し、50人以上が負傷したとしている。
イスラエル軍は学校への空爆を認め、「テロリストの隠れ家となっていた」と主張。民間人の被害を最小限にするため、いくつもの措置をとったとしている。
■■■2024年7月6日(日本時間)の動き■■■
ガザ停戦めぐる交渉、ハマス側が初期段階の条件で譲歩か
パレスチナ自治区ガザでの停…
- 【視点】
昨晩(7月7日)、テルアビブ出張を終えて、東京に戻ってきました。カタールを拠点とするハマス指導者のイスマイル・ハニヤ氏の影響力について、モサドの複数の元幹部は、「象徴的な意味を持つに過ぎない。実権はガザ地区の戦闘司令官が握っている。戦闘司
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イスラエル・パレスチナ問題
パレスチナとイスラエルの間で激しい武力衝突が起き、双方に多大な犠牲者が出ています。最新の動きをお届けします。[もっと見る]