移住希望の家族の泊まり込み禁じる施策開始、米ボストン空港

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ローガン国際空港で、移住を望む家族の泊まり込みを禁じる施策が始まった/David L. Ryan/The Boston Globe/Getty Images

ローガン国際空港で、移住を望む家族の泊まり込みを禁じる施策が始まった/David L. Ryan/The Boston Globe/Getty Images

(CNN) 米東部マサチューセッツ州の州政府は11日までに、州都ボストンにあるローガン国際空港で移住を望む家族の泊まり込みを禁じる新たな施策を開始したと発表した。

移住審査の待機リストに載っている条件を持つ一部の家族は、同州ノーフォークにあり緊急避難施設に最近改修された元刑務所などに移送されるとした。州政府当局者は、州内の避難施設の収容能力が限界となった事態を受けた措置とした。

同州のヒーリー知事(民主党)は地元テレビ局の取材に、9日から実施されたこの施策に触れ、「ローガン空港が移住を望む家族らが夜を過ごすために集まる場所になるとは考えもしなかった」と説明した。

同州政府はここ数カ月間、移住希望者らが州内に押し寄せている現状を警告。知事は昨年、緊急事態に対応する避難施設が7500家族を受け入れている事態に警鐘を鳴らしてもいた。州政府幹部は昨年、住民にこれら移住希望者を住まわせるよう自宅の部屋の提供を促してもいた。

ノーフォークにある元刑務所は2015年に閉鎖されたもので、緊急避難施設としては140家族の居住能力を持つ。ボストンから南西へ約25マイル(約40キロ)離れた場所に位置しているが、移住希望者の宿泊先とする案には反発があり、施設近くで抗議行動も起きた。

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