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「源氏物語」の時代を生きた女性たち (NHK出版新書 711) 新書 – 2023/12/11


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平安中期は「女の時代」だ!

紫式部をはじめとする平安期の女性は、なぜ歴史的な文学作品をのこすことができたのか? 栄華極まり陰謀うごめく貴族社会で、女性たちは何を考え、どのように暮らしていたのか? 歴史の表舞台には立たない女性にも光を当て、彼女たちの結婚・出産・仕事・教養・老後などを通じて、平安時代のリアルを解き明かす。この一冊で、大河ドラマ「光る君へ」の時代背景がよくわかる!

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出版社より

「源氏物語」の時代の女性たち表1
「源氏物語」の時代を生きた女性たち表4

商品の説明

著者について

埼玉学園大学名誉教授。1947年生まれ。専門は平安時代史、女性史。お茶の水女子大学大学院人文科学研究科修士課程修了、東京都立大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得退学。文学博士。主な著書に『家成立史の研究』(校倉書房)、『平安王朝の子どもたち』(吉川弘文館)、『平安王朝社会のジェンダー』(校倉書房)、『古代・中世の芸能と買売春』(明石書店)、『藤原彰子』(吉川弘文館)など。

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ NHK出版 (2023/12/11)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2023/12/11
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 新書 ‏ : ‎ 288ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4140887117
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4140887110
  • 寸法 ‏ : ‎ 11 x 1.4 x 17 cm
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服藤 早苗
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上位レビュー、対象国: 日本

2024年6月16日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
平安時代(794年~1185年の391年間)のなかでも藤原一族の栄華を背景に源氏物語が創作された平安時代中期の時代(980年頃~1020年頃の約140年間)は「平安王朝文化時代」と呼ばれている。本書はこの時代に生きた貴族階層と庶民層の人々の人間関係や生き様、社会の有様等を和歌も含む古文書や今昔物語等の説話集等を参考に描いている。2024年度のNHK大河ドラマ「光る君へ」の鑑賞や、平安王朝文化時代の女流作家である清少納言、紫式部、和泉式部、藤原道綱母、菅原孝標女らの諸作品の読書の際には、そうした文芸作品の舞台となった時代の潮流、当時の人々の生活風景、社会通念等が詳述されている本書は、言わば時代考証的なツールとして大いに参考になると思う。歴史学者である著者は、特に家族史、女性史、ジェンダー論の領域も研究対象にされているだけに、本書においても古代から平安時代末期に至る迄の女性の役割の変遷にも言及されており、大いに勉強になった。

本書の中で多くの印象に残る記述の中から幾つかを参考までに列挙しておく。
1 「婿取婚」と「一夫多妻制」が常識: 源氏物語を読んでもこの二制度が大いに幅を利かせていたことがわかる。男子は14~15歳で結婚生活に入る時代であり(源氏の最初の結婚は、源氏12歳、葵の上4歳のときであった)、結婚と恋愛の境も曖昧な時代であった。

2 上層貴族の多産: 特に高級貴族階層では一族の繁栄を願って若い女子に多産を望んだようだ。藤原教道(道長の五男。官位:従一位・関白、太政大臣)の妻で公任(関白太政大臣・藤原頼忠の長男。官位:正二位・権大納言)の娘は13歳で結婚し、10年間で8回も出産している。

3 乳母による子育て: 乳児に授乳する際、乳児がおっぱいを飲むために乳頭を刺激すると、それが母乳を出すよう促進するホルモンを分泌させて乳汁が出る。このホルモンは、乳の出を促すと同時に「妊娠を抑制する働き」を持っている。従い、授乳していると妊娠しにくくなる。上層貴族の妻にとっては子供を産むことが大切な仕事なので、授乳は主に乳母が行っていた。

4 一家繁栄のための家督相続: 美しい女性が一家の政治的地位や家格を引き上げる媒介となっていたので(天皇の妃として入内させる等)、娘への財産譲渡が行われていた。これは、女性の収入の場が閉ざされていたことに因るもので、貴族階層の女性の地位が男性より高かったからではない。

5 「もののけ」の病: 源氏物語には、光源氏の最初の正妻葵の上は、源氏の恋人の六条御息所の嫉妬による猛烈な生霊に取りつかれ、更に20年後には第二の正妻紫の上が六条御息所の執拗な死霊に取りつかれる。男女間の恋愛だけでなく政治的陰謀によって失脚させられた者の霊が天皇やその一族に祟る事態も生じた。これらの霊を慰めるために行われた御霊会が今日の「祇園際」(毎年7月挙行)に発展した。
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