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プロ雀士・岡田紗佳が明かす有名人たちとの麻雀…明石家さんまの打ち方は「とにかくせっかち」木村拓哉は?

エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2024.03.30 06:00 最終更新日:2024.03.30 06:00

プロ雀士・岡田紗佳が明かす有名人たちとの麻雀…明石家さんまの打ち方は「とにかくせっかち」木村拓哉は?

2022年、「Mリーグスペシャルマッチ」で勝利した際に獲得したトロフィー(写真・柏木ゆり)

 

 シースルーの超ミニ丈ワンピース姿に、大胆なショートパンツ姿、JK時代の制服&すっぴんなど、SNSで写真をアップするたびに「脚ながっ!」「かわいすぎる」「さすが、役満ボディ」「たまらん!」という書き込みであふれる岡田紗佳(30)。

 

 プロ雀士で、モデルで、タレントという3つの顔を持つ彼女の大切なものは――。

 

「2022年、『麻雀最強戦2022』のファイナル進出枠を争う対局『Mリーグスペシャルマッチ』で勝ったときにいただいたトロフィーです」

 

 

 プロ雀士となって、2024年の4月で8年めに突入。自身も数多くの役満を上がり、ほかのプロ雀士が上がった役満も数多く目にしてきたという岡田だが、この試合で人生初となる超レアな役満、確率0.01パーセントにも満たないともいわれる、「国士無双十三面待ち」を完成させた。

 

「10巡めでテンパイしたときの気持ちですか? どうしようとか、信じられなくて眩暈がしたとか、そういうのはまったくなかったです(笑)。考えたのはリーチをかけたほうがいいのか、ダマで待ったほうがいいのか。確率的にはどっちが高いのか、頭の中は高速回転していました」

 

 つかの間、悩んだ岡田が選択したのはリーチ。ゴルフのホールインワンより難しい、文字どおり “奇跡の役満” を和了した。

 

「その瞬間に思ったのは “やったー! 嬉しい” ではなく、“この勝負、何がなんでも絶対に勝たなきゃいけないぞ ”。役満はツキ次第で、そのツキがあるのに勝負に勝てないというのは、プロとしては恥ずかしいことで、自らの未熟さを証明するようなものですからね」

 

 勝負師らしく、鋭い目で話す岡田が、麻雀のプロリーグに身を投じたのは2019年。「Mリーグ」のドラフト会議で、KADOKAWAサクラナイツから指名されたのがきっかけだった。

 

「1年めは悩んで、落ち込んで、凹んで…ず〜〜〜〜っとクヨクヨしていましたね。人間、誰だってミスをするんですけど、そのミスをいつまでも引きずって、気持ちを切り替えられないまま次の勝負に臨んで、そこでミスをしてまた落ち込むという。最悪の1年でした(苦笑)」

 

 どん底から這い上がるきっかけをくれたのは、先輩や同じチームに所属するほかのメンバーからかけてもらった言葉だったという。

 

「肩を落として楽屋に戻る私に、『もっと気楽に。楽しんで打とうよ』とか、『大事なのは勝つことじゃなくて、楽しむことだから』とか、笑顔で、ぽーんと肩を叩いてくれて。それが、漢方薬のようにじわじわと効いてきて、気がついたら変わっていました」

 

 チームとして戦っているけれど、卓を囲む際に頼れるのは自分一人。個人戦だけど、結果はチームの成績に跳ね返るという特殊性が「Mリーグ」のおもしろさにもなっているが、だからこそ選手にはプレッシャーがかかり、勝負を前に思い惑う。

 

「個人とチーム――その関係を割り切れるようになったのは、ここ2、3年です」

 

 思いが結果となったのは、2021-22年シーズン。この年、チームは初優勝。2022-23年シーズンは、セミファイナルシリーズで幕を閉じたが、2023-24年シーズンは岡田個人も、チームも絶好調だ。

 

「チームの優勝はもちろんですが、今年は個人タイトルにも貪欲に挑んでいきたいと思っています」

 

 すべては、麻雀をもっともっと多くの人に知ってもらうために――。

 

「バラエティやクイズ番組に出させていただくのは楽しいし、気分転換になっています。でも気持ちのどこかに、私がテレビに出ることで、麻雀をもっとメジャーにしたいという思いがあります」

 

「Mリーグ」2023-24シーズンで初トップを獲得した際、江頭2:50と交わした約束……エガちゃんギャグを全力で披露したことがニュースとなり、2月には『痛快!明石家電視台』(MBS系)で、明石家さんまと卓を囲んだことが大きな話題となった。

 

「江頭さんのギャグは、みんなに『あれはガチだ。絶対に練習してきたよね』と言われましたが、一発勝負です(笑)。さんまさんの麻雀は、とにかくせっかち。ああいう麻雀を打つ人は絶対にモテないはずなんですけど……。さんまさんは例外なのかもしれません(笑)」

 

――これまで卓を囲んだ芸能人で記憶に残っているのは?

 

「キムタク(木村拓哉)さんです。打ち方がスマートで、牌の扱いもうまいし、ひと言で言うとカッコいい麻雀です」

 

――卓を囲んでみたい芸能人は?

 

霜降り明星粗品さんですね。YouTubeで麻雀をしているのをよく見るんですが、常に一発だけを狙っていて。大胆で無鉄砲にも見える打ち方は、ワクワクしちゃいます。ぜひ一度、お手合わせをお願いしたいなと思っています」

 

おかださやか
1994年2月19日生まれ 東京都出身 2011年、青山学院高在学中に『第43回non-noモデルオーディション』でグランプリを受賞し、同誌の専属モデルに。2017年に日本プロ麻雀連盟所属の女流プロ雀士となり、現在Mリーグの「KADOKAWAサクラナイツ」のメンバーとして活躍

 

写真・柏木ゆり
取材&文・工藤晋

( 週刊FLASH 2024年4月9日号 )

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