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夏の3大アイドルフェス開幕-フェスのマーケティングはフェス間の時間的繋がりが重要- #専門家のまとめ

濵田俊也文京学院大学教授(マーケティング戦略)、プロデューサー
(写真:アフロ)

2024年の夏のフェス・ライブシーズンが開幕しました。2024年はコロナの影響がほぼなくなり、フルスペックで開催されるフェス・ライブが多くなっています。また、猛暑を理由に今季限りでフェス出演を見合わせるという大物アーティストの記事が話題になりました。フェスにお越しのお客さまにおかれましては体力に注意しながらお楽しみいただけたらと思います。

さて、あまり知られていないかもしれませんが、夏のフェスシーズンの先頭を切るのはいつもアイドルフェスティバルです(諸説あり)。そこでこの記事では、3大アイドルフェスティバル「NATSUZOME」、「TOKYO IDOL FESTIVAL」、「@JAM EXPO」と秋以降の新たなフェス展開を記すニュースを取り上げてみたいと思います。

ココがポイント

▼7/6(土)、「超NATSUZOME2024」が夏のアイドルフェスのトップを切って開幕(7/6・7/7(土)、幕張海浜公園)

中川心さん 真っ赤な頬で「あづ~い」アイドルイベント会場から「なつはじめたねぇ~!」(TBS NEWS DIG Powered by JNN)

▼世界最大のアイドルフェスティバル「TOKYO IDOL FESTIVAL 2024」(8/2(金)、8/3(土)、8/4(日)、お台場・青海地区)は出演者発表の多くを終え、ステージ内容やタイムテーブルの発表に期待が高まる

ももクロあーりん今年も「TIF」に登場、浪江女子発組合とCROWN POPの出演も決定(音楽ナタリー)

▼クオリティに高い評価が集まる「@JAM EXPO 2024 supported by UP-T」(9/14(土)、9/15(日)、9/16(月)、横浜アリーナ)は順調に出演者とコンテンツを発表している

「@ JAM EXPO」 第4弾発表でアプガ(2)、fishbowl、マイディアら20組追加(音楽ナタリー)

▼夏のフェスから繋がる「ぐんまちゃんアイドルフェス」(10/6(日)、群馬県庁県民広場および群馬会館ほか)の開催が7/4(木)に発表された

群馬県庁にアイドルを招待!「ぐんまちゃんアイドルフェス」にiLiFE!、きゃんちゅー、寺嶋由芙ら(音楽ナタリー)

エキスパートの補足・見解

2024夏もアイドルファンや音楽ファンに楽しみなガールズアイドルフェスが目白押しです。
ごらんのように、アイドルファンならいずれかには必ず足を運ぶであろう3大フェスは、それぞれが各記事にあるようなメディア露出や出演者発表を行っていますが、重ならず、むしろ補完するかのようになっています。そして、今年は、3大フェスの一部関係のあるフェスの発表も、3大フェス最初のフェス開幕日の直前に行われました。それぞれのフェスの間では、フェスの繋がりを感じさせるステージも用意される場合もあります。
ロックや他のジャンルなどでもそうですが、大型フェス・ライブの発表や実施にはある種のストーリーを感じることがあります。そういった、それぞれのフェス運営のマーケティングの組み合わせも、夏の音楽シーンで楽しんでいただけたらと思います。

文京学院大学教授(マーケティング戦略)、プロデューサー

番組・動画・イベント関連を中心に、エンタテインメント全般関係のマーケティングの解説を行います。 大学で教員としてマーケティングの理論研究と教育を行い、テレビ局で番組・フェスプロデューサーとして実務活動してきました。経験に基づくわかりやすい解説に努めます。 文京学院大学経営学部教授(マーケティング、消費者行動、マーケティングコミュニケーション)、京都大学博士(経済学)、プロデューサー(〜16 TOKYO IDOL PROJECTとTOKYO IDOL FESTIVAL(TIF)総合P)。主な研究と活動の領域は、行動変容、社会変革、エンタテインメント(番組、動画、イベント、アイドル、ゲーム他)

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