不機嫌な様子で文句を言うミケちゃん

　動物病院の先生の顔を見て、人間のような言葉を口にする猫ちゃんの姿がYouTubeに投稿され「かわいい」「笑った」と話題を呼んでいます。記事執筆時点で動画は50万再生を超え、1万9000件以上の高評価を獲得していました。 【動画】人間の言葉をしゃべる猫

動物病院のYouTubeチャンネル

　動画が投稿されたのは、神奈川県横浜市にある三ツ池動物病院が運用しているYouTubeチャンネル「三ツ池動物病院チャンネル」。病院に来院する動物たちの様子や飼い主さんとって役に立つ情報を発信しており、前回は長寿猫さんの定期健診を捉えた動画が注目を集めていました。

病院嫌いな元病院猫、獣医師の顔を見ると……

　今回動物病院にやって来たのは、病院嫌いの「ミケ」ちゃん。もともと三ツ池動物病院で5年間暮らしていた病院猫でしたが、2023年の4月に病院のスタッフさんに引き取られ家猫になった高齢猫ちゃんです。病院に到着するなり、顔を埋め「う”ぅ～」と不機嫌そうな様子で鳴いています……。 　そこへ「ミケ～」「ミーちゃーん」とやさしく声をかけるのは獣医師の稲垣先生。不満いっぱいのミケちゃんは猫語で「にゃー！（なによ！　呼ばないでよ！）」と文句を言いながら顔を上げます。すると、稲垣先生と目が合った瞬間「うわぁ！」と一言。「にゃー」ではなくしっかり「うわぁ」と言っており、稲垣先生もびっくりしていました。

たとえ拒否されてもやさしく接する先生

　ミケちゃんの健康のために稲垣先生は注射や爪切りをしてくれますが、これがミケちゃんにとってはどうにも苦手なことのようです。絶望した感じで「稲垣先生がいるよー」と再びそっぽを向いちゃいました。ここで完全拒否されてしまった稲垣先生ですが、愛を持ってやさしく声をかけ接し続けます。 　しかし、やっぱり診察が怖いようです。とうとう「にゃー！（だから！　呼ぶんじゃないにゃん！）」「にゃお（にゃんだよー！！）」とプンプン怒ってしまい、最後は「もー」とうなだれてしまうのでした。どんなミケちゃんも受け入れてくれる稲垣先生……愛情深い姿がとてもすてきですね。