石破氏「自民は反省忘れた」 小泉氏も党の現状懸念
自民党の石破茂元幹事長は6日、名古屋市で開かれた党愛知県連大会であいさつし、党の現状について「われわれは(民主党政権時代の)3年3カ月の間、何が間違っていたのか、日々反省会だった。あの野党の時の反省をどこかに忘れてしまったのではないか」と危機感を示した。 【写真】記者団の取材に応じる自民党の小泉進次郎元環境相 派閥裏金事件や、事件を巡る党の対応を念頭に置いた発言とみられる。石破氏は「自民党は支持者から出直せと思われたときに手痛い敗北を喫する」と指摘。「おわびすべきはおわびし、虚心坦懐(たんかい)に公平で公正で誠実で親切な党をつくっていきたい」と語った。 同党の小泉進次郎元環境相も福島県南相馬市で記者団に「党に対して地方の不満が相当に寄せられている」と懸念を示し、「どのように払拭できるか、まさにこれから問われる」と強調した。